琵琶湖疏水通船 復活!
こんにちは、宇治店です
琵琶湖から京都に水を引く水路「琵琶湖疏水」
その水路を使った船下りが67年ぶりに復活したので
“蹴上~大津”まで、さっそく上り便に乗船してきました!
乗船場は蹴上インクラインをもう少し上った「旧御所水道ポンプ室」前
普段は立ち入ることができない場所からガイドさんと共に乗船です。
上り便は水の流れに逆行していくのでエンジンを使っていっきに進んでいきます。
動き出すと同時にかなりのスピードが出て、「第三トンネル」に突入します。
トンネル内は明かりがなく、とても狭い空間で体感温度が5℃程下がり
船の照らす明かりと、遠く向こうに出口の明かりだけが見えてきます。
「トンネルをぬけると ~~ 」
桜が満開 ・・・とまでは残っていなかったのですが
それでもまだ咲いている桜と新緑の木々のコントラストがキレイでした。
第11号橋を過ぎると「第二トンネル」があります。
山科の安朱橋付近は桜と菜の花の風景がきれいな場所なので
観光の方やハイキングをされている大勢の方が私達の乗っている船にむかって
手を振ってくれます自然とみんなが笑顔になりますよ
目の前に見えてきたコンクリートの壁は「緊急遮断ゲート」で阪神淡路大震災の
経験から大地震による堤防決壊時に水流を自動停止するゲートとして
平成11年に設置されました。
最後は全長2,436mもある「第一トンネル」を通過します。
これで京都と大津の県境の山を越えていきます。
トンネル内の温度はかなり低くて、クーラーの強風を浴び続けているくらい
寒かったです。
途中 第一竪坑と言う深さ47mもの竪穴があり、トンネルを掘るために山の上から
垂直に穴を掘り、そこからも両側に掘り進めていく方式のためのもので
真っ暗な空間の中に、そこだけ明かりが差し込んでいるのと、山にたまった雨水が
そこに流れ込むので滝のように降ってくるのが見所です。
足元ビショビショですが
このトンネルを抜けると「大津閘門」の手前に到着し、下船場となります。
辺りは桜吹雪が舞い散り、とても楽しい35分間のアトラクションの様な
船旅でした。
大津からの下り便は疏水の流れに沿ってゆったりと55分かけて蹴上に向かうので
紅葉のシーズンに、もう一度乗船したいですね
10月・11月の乗船予約は8月から始まるので、ご興味のある方まだ
間に合いますよ
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